このメキシコという地で仕事をしていて最近思うことがある。
何に重点を置いて仕事をするべきなのか。
過去に色々な人が自分と同じように日本から派遣されて海外拠点の業績を良くしようと努力している。
会社ができた当初に比べると良くはなっていると思うが、帰り際に日本人が残す言葉は、正直微妙である。
思いを持って海外拠点に来て、頑張っているのは皆同じだがどのような思いを持ってやるかで意識も行動も大きく変わってくる。
・自分の成長のために。
・会社のために。
・お金を貯めるために。
・新たな地で新しいことを発見するために。
・日本で学べなかった他の領域を学ぶために。
もっと深いことを言うと、
・現地スタッフに何かを残したい。
・海外で学んだ経験を日本に帰ってから生かしたい。
など、様々だと思います。
私はこの地で既に3年4ヶ月が経ちました。
最初の2年間はがむしゃらに目の前にある問題を解決していくばかり。
3年目からは役職が付いて、部内の人事を考えるようになりました。
来た当時と比較すると部内の管理監督者メンバーはガラッと変わりましたが、理想の形になって来ています。
そして最近では自分が実作業をしないように、彼らに任せるようにしています。
その代わり、丸投げではなく、任せるという意味で。
あと、1年半ぐらいの期間が残っていますが考え方や部下への接し方といった面を重視してサポートしていくつもりです。
仕事内容の教育なども必要だとは思うが、自分にできることは考え方をとにかく叩き込むということ。
業績も大切。結果も大切。
そこは理解している。でも今はそんな状況ではない。
基礎や土台を作らなければ、結果が出たとしてもそれは一時的なもの。
長い目線で見たときに彼らに何かを残しておきたい。そう思います。